2009.05.15 (金)   K2Couple No.0229。

西沢渓谷
にしざわけいこく(山梨県)
1,550m
渓谷の滝巡りと森林セラピー

コース最大標高差 : 440 m
コース累積標高差(+) : 930 m
コース累積標高差(−) : 930 m
コース距離 : 9.8 km
行動時間 : 4'45"

* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません

▲ 途絶えることのない沢音が、何故か落ち着く時間
 ■ 7:15 = 雁坂トンネル = 9:15 西沢渓谷市営駐車場

 市営駐車場 9:30 ... 9:45 渓谷入口 ... 10:00 二俣吊橋 ... 10:20 三重の滝 ... 10:35 竜神の滝 ... 10:50 【L1】 11:05 ...

 11:25 七ツ釜五段の滝 ... 11:35 不動滝上展望台 ... 12:05 標高1550最高到達点 ... 12:20 不動滝上展望台 【L2】 12:35 ...

 13:00 大展望台 ... 13:40 ネトリ橋 13:50 ... 14:15 市営駐車場

 市営駐車場 14:20 = 雁坂トンネル = 14:50 大滝温泉 16:15 = 17:45 ■


西沢渓谷の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

道の駅 大滝温泉 遊湯館 (¥600)

前夜になって、突然おいちゃんが西沢渓谷へ行こうと言い出す。
またかい。
私にも意中の山があったけど、まあいいか〜許そう。

道すがら赤城山の左に武尊山や谷川連峰が、右には奥白根山や男体山がくっきりと見えます。
北の大気に入れ替わって清々しい景色。

通勤時間帯の混雑を避けるため、秩父市街地を迂回して皆野町から旧荒川村に出る。
武甲山が近い。

▲ 滝沢ダム手前のループ高架道路

荒川水系中津川に滝沢ダムが建設され、秩父湖に並んで巨大な「奥秩父もみじ湖」が出現しました。
ループ式の高架道路を渡って雁坂トンネルに向かいます。

雁坂TNが完成する前は、雁坂峠の登山道も国道140号の一部だった。
トンネルのおかげで甲州武州が繋がり、雁坂みち・彩甲斐街道と呼ぶ。
三峰口を通って雁坂トンネルを抜けました。

道沿いには白いアカシヤや紫の桐の花やトチノキの花が咲いていたよ。

▲ 雁坂トンネル

西沢渓谷入口の市営駐車場(無料)には、数台の車が停まっています。
お店も開けたばかりのようでした。

彩甲斐街道の下に鶏冠山が見えます。
青空が広がっている。

▲ 駐車場から鶏冠山

笛吹川に沿って、三方を山に囲まれた鶏冠林道が延びている。
北の山は雁坂峠から甲武信岳の稜線。
西は国師、北奥千丈、金峰山に続く。
南は黒金山から乾徳山です。

新緑を浴びながら進みます。
ヤマブキやヒメウツギの花を見ながら ・・・

▲ ヒメウツギ

お店の前を通って林道を進むと車止めがあり、椅子に座った係り員。
入渓者数をカウントをしているようでした。
五月連休は、一日1,500人程で賑わったようです。

▲ 林道の車止め

音取(ねとり)橋手前の広場、東屋が見えてきました。
西沢渓谷の表玄関です。

トイレを借りて出発します。


▲ 真新しい看板

            ▲ 可愛いオブジェ


甲武信ヶ岳への登山口を右に分けます。
ここから甲武信ヶ岳まで登り5時間の行程のようです。
ヌク沢を渡って西沢山荘(休業中)に着く。

田部重治文学碑の横から細い道に入って行きます。

▲ 甲武信ヶ岳・戸渡尾根登山口

沢の音が大きくなったり小さくなったりする。
「ゴーゴー」だったり、「サワサワ」だったり、「ドウドウ」だったり ・・・

笛吹川が東沢と西沢に別れる二俣に到着です。
長い吊り橋で東沢を渡って、西沢左岸を遡ることになりますね。

▲ 二俣吊り橋

この時期、花は少ないようです。
タチツボスミレが咲いてるだけみたい。
ホトトギスやヤグルマソウなどはまだ葉っぱだけでした。

▲ ようこそ!西沢渓谷へ

三重の滝でいきなり観光客根性を発揮します。
次々と見所が続く。
ワチガイソウの花が、主役の滝に負けてしまって目立ちません。

それぞれの滝の周りには、数人のカメラマンが撮影ポイントを占拠。
大きな三脚を構えたカメラマンがちょっと邪魔と言えば邪魔です。
あちらから見れば、周りをウロチョロする私達が邪魔でしょうけど(^^;

すみませ〜ん。
遠慮がちに隣でこそっと撮影して通り過ぎます。

▲ 三重の滝

三重の滝を過ぎて少し行った場所でプチランチ休憩をしていると、地元の中学生(田富中学)の団体が通り過ぎて行きました。
クラスごとに別れて西沢渓谷に入っているそうです。

次はどんな滝が現れるのかワクワクしながら進みます。
道は階段になったり、石畳になったり、狭くなったりぬかっていたり。
で、慎重に歩きます。

▲ 美しいナメ床や小滝の連続

渓谷を歩いていると ・・・
岩を流れる水飛沫と絶え間ない流れの音。
そして、周りには緑が活気づく渓谷の力を感じることができる。

街で生活する日常の中で生まれるストレスから開放してくれる。
この環境は私たちを癒し、新たな活力を与えてくれそう。
人は街を離れ、自然の中でイキイキと過ごさなければならない筈なのに。

▲ 癒しの渓谷セラピー

人面洞を覗いたあとは、クサリの掛かった岩まじりの登り。
釜は濃いブルーをたたえ、滝は白く躍動しています。

快い音を響かせて、堂々たる竜神の滝登場。
このあと、対岸の岩壁を細く伝って落ちる恋糸の滝、豪快な貞泉の滝、母胎淵、カエル岩と連続して現れます。

K2隊はコンデジを構えた瞬間にシャッターを押す習性がありますが、デジイチカメラマンの構える時間は異常に長いですよ。
写真にかける気合の差です(^^;
記録と芸術の差。

▲ 竜神の滝
▲ 瀑流に癒される時間と空間




 方杖橋を右岸に渡っ
 て、急坂を登ってい
 きます。

 カーブを曲がると七ッ
 釜五段の滝の展望台
 でした。

▲ 方杖橋         ▲ 滝ごとにこんな標識があります
                         ▲▲ 西沢渓谷のメイン 名瀑七ツ釜五段の滝

五段の滝全体は見えません。
左に大きく捲いてもう一段上に登ると、上部から見下ろすことができる。
なかなかのもんですなあ。

滝から離れ、階段を登るところがシャクナゲの群生地ですが、時期的にも遅かったので花は殆んどありません。

▲ シャクナゲ群生地

賑やかな声が聞こえてきます。
さっきの生徒達が不動滝上展望台で食事中でした。
付き添いの教師が、「賑やかでスミマセン」と謝っている。
なんのなんの。

私達はここをスルーし、黒金山方面に進みます。

▲ 不動滝上展望台の中学生たち

ここもシャクナゲの群生地で、シャクナゲの木がびっしり生えています。
高度を上げればいい花が見られると期待したのですが、余り変わらず。
ハズレ年なのかなあ。

花はあまり元気がありませんが まだ蕾もあります。
花を求めて、シャクナゲの木がなくなるまで登ってしまいました。
稜線直下は植生が変わって、普通の雑木帯になっています。
もう、戻ろ。

▲ シャクナゲさん
▲ シャクナゲ (木は群生しているが花数は少なかった)

展望台まで下りると生徒達はいなくなっていました。

それなりにハイカーが休憩しています。
私達は利用しませんでしたが、簡易トイレもありました。

▲ 不動滝上展望台

展望台のテラスから木賊山が望める。
甲武信ヶ岳はその陰で見えません。

気持ち良さそうな稜線に見えました。
いつか行きたい甲武信ヶ岳です。

▲ 木賊山

帰りはここからほとんど水平な道です。
ただ、左下(西沢側)はかなりの崖になっているので、余り見ないようにして山側を歩きました。

この道の右上斜面にも延々とシャクナゲの木があり、所々に花が咲いています。
ミツバツツジも咲いていましたが、もう終わりかけです。
この道で見た花はハシリドコロ、オオカメノキ、シャクナゲとミツバツツジ。

▲ 安全なような危ないような道

そして木材搬出用の軌道が随所に残っていました。
切り立った崖の上に敷かれた軌道に、当時の懸命さが伺われます。
「ひこいっちゃんころばし」とか「いこりころばし」とか名前がついた場所。
その昔、トロッコが崖下に落ちたのだそうです。
この崖ではひとたまりもありませんよ。

大展望台には椅子が設置してあり、木賊山から雁坂嶺の山並みが綺麗に見えました。

▲ 軌道跡を行く
▲ ミツバツツジ ▲ 彩やかな新緑 ▲ 整備された橋
▲ 大展望台からの山並み(左から鶏冠山、木賊山、破風山、雁坂峠へ)

朝見たネトリ橋を渡り東屋で少し休憩して、駐車場に帰ってきました。
日向に駐車したため、車中のペットボトルが熱いお湯になってます。

帰り道、久しぶりにホウノキの花を見ました。

▲ 駐車場に戻りました
▲ 山梨をあとに埼玉へ             ▲ 道の駅 大滝の湯

温泉は10年ぶりの大滝の湯。
平日なので広〜いお風呂にゆったり、ヌルヌルスベスベ気持ちよかった。
道の駅売店に寄って、クリンソウを2鉢買ってしまった。



余談ですが、西沢渓谷は笛吹市かと思っていましたら山梨市でした。
市町村合併で情緒ある名前が姿を消すのは残念ですね。
三富村は既になく今や旧三富村、山梨市というのも初耳でした。
訳わからん。

▲ 道の駅で買ったクリンソウの鉢植え