小さな移動性高気圧にじっとしていられず、小野子山に行くことにした。 
       記念すべきミレニアム登山。 
       会社の新年会「伊香保ガーデン」からすぐ目の前に見えた山です。
      
       何の前触れもなく朝8時頃になって急遽行くことに決め、9時に出発するという慌ただしさ。 
       YAMATOとREIREIは家に寝かせたまま放置する、ある意味無責任な親だった。 
       前橋の国体道路を通って小野上村、中山峠、高山村へ。 
       昔SSCの家族旅行で泊まった、久しぶりのわらび荘。 
       わらび荘の前を小野子山方面へ左折します。 
       林道を登っていくと、登山口に車5台、先客あり。 
       一番奥のゲートの前に駐車して山支度にかかります。 
       新しい靴の履き初めです。 
       うれしっ。 
       しばらく林道を登って、尾根に取付くころは汗がたれてくる。 
       無風、快晴。 
       たまらず二人共冬の服を脱いだ。 
       ホッカイロまで入れて来た過剰装備の人、約一名。 
       見通しの悪い樹林帯の登りがアツキツい。 
       そういえば11月6日以来の山登りだもんね、調子が上がりません。 
       尾根に出てしばらく歩くと、白い峰々が樹間から顔を出した。 
       ヤッホー、写真を撮ろっ。 
       途中で三組のグループが下りて来ました。 
       頂上は雪が残っていて湿っぽいが、北の眺めが抜群です。  地図を広げて山座同定。 
       日光足尾の山、男体山、上州武尊山、至仏、平ケ岳、巻機、丹後、兎、越後の山、白毛門、朝日、谷川の稜線、苗場前衛の 
       山、野反湖の山、草津の山、そして四阿山。 
       白きたおやかな峰が目前に広がっている。 
       特に谷川連峰は真正面でひときわ美しく、魔の山という呼び名に相応しくない穏やかさです。 
       おにぎりとラーメンが美味しい。 
       丹沢から出てきたと言う単独行男性は我々と山談義を交わし、十二ケ岳に向かって湿った急坂をさっそうと下りていった。 
       しばらくして ・・・ どたっ。 
       音だけだが多分ころんだと思われた。 
       かわいそ。 
       上空はうす曇りになってきたが、上越の山々はあくまでも白く、いつまでもその姿を私達の前に横たえています。 
       一時間半ほど山頂にいて山の美しさに見とれていたが、きりがないので下山を開始します。 
       誰にも会わない。 
       土が真黒い。 
       殆ど下りきったところで、はらっぱがしゃがんだ拍子に目の前のタラッペに気付きます。 
       よく見れば雑木林の中はタラッペの宝庫だ。 
       残念ながら、時期的にはまだ全然早い。 
       きれいに改装した「わらび荘」で温泉につかります。 
       ここも人がいなくて広い浴槽にたったひとり。 
       ロビーに、山好きの女性がふたり。 
       一緒になって、山の話で盛り上がりました。 
       最高にのんびりできた。 
       缶ビール¥300、やすい! 
       
       
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