2014.11.30 (日)   K2Couple No.0479

笠丸山
かさまるやま(群馬県)
1,189m
ちょっと登ってみましょうか

コース最大標高差 : 410
コース累積標高差(+) : 510
コース累積標高差(−) : 510
コース沿面距離 : 3.8 km
行動時間 : 3'25"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 笠丸山頂で
  8:10 = 藤岡IC/上信越道/下仁田IC = 塩の沢トンネル = 9:30 住居附登山口P(新高畑橋)
 住居附登山口P 9:40 ... 10:35 地蔵峠 10:45 ... 11:15 笠丸山 【L】 11:55 ... 12:00 東峰 ... 12:50 登山口(石灯篭)...
 13:05 住居附登山口P
 住居附登山口P13:15 = 神流町 = 14:30 神川町城峯公園 【冬桜】 15:35 = 16:15

  笠丸山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


昨夜は雨がシトシト降っていましたが、一転してきょうは貴重な晴れ。
西上州上野村に行くには、上信越道下仁田ICから南牧村塩の沢トンネル経由が近い。

上信越道からは、白く雪化粧した浅間山が青空にクッキリ。
ゴツゴツの表妙義と仲良く並んで見えています。
もう雪の季節が近いですね。

御荷鉾スーパー林道に繋がる狭い林道住居附線を駆け上がって、懐かしい住居附集落をめざします。

 上信越道側道の紅葉も終盤
 表妙義と浅間山              ▲ あれは笠丸山 ?

そうです きょう登るのは笠丸山です。
アカヤシオの季節に訪れて以来10年ぶり。
【REPO】
駐車場に着いたときに、昔の景色(記憶)が蘇りましたよ (^^
花が咲き乱れていた山村の集落が、未だに脳裏に焼きついたままです。

笠丸山と言えばアカヤシオ、そして紅葉も綺麗らしいです。 もう遅いけど
春日部bフ車が1台停まっていました。

笠丸山登山案内
10年前の笠丸山頂           ▲ 登山案内板の紅葉写真


 おいちゃんの体調が落ち着いてるようなので、登れそうな山を昨夜ボソボソ相談した。
 近くて短時間で登れて、静かで楽しくって印象に残る山 (^^; ちょっと安近短的でしかも欲張りな発想でして。
 赤城に霧氷ができれば無条件に第一候補だったのですが、今朝はそれほど冷えなかったので駄目だった。

 第二候補は西上州の岩山ばかりだったけど、雨上がりの岩場は不安定だろうからって全部ボツで決まらず。

やみくもに車を走らせて。
で〜、目覚めたら何故か突然の笠丸山になってました

駐車場から新高畑橋を渡って笠丸林道が伸びている。
落ち葉を踏みしめて林道を辿り、古びた標識から山道に入ります。
山道は林道と平行している。

落ち葉を踏んで           ▲ 判読不明の標識から山道へ

紅葉は終わり、冬枯れの寂しさを漂わせる道です。
足元は落ち葉の絨毯。
雨上がりの絨毯は、カサカサ音をたてずしっとりと足にまとわり付く。
これはこれで納得の季節なのだ。

茶葉の山も侘び寂びがあって趣があるねなどと適当な言葉を並べて、
たまにはずるっと滑りながらのんびり登りますね。
暇なので、落ち葉をカメラに収めたりして何でも楽しみましょう。

左岸の道は何度か沢を渡り、支尾根を越えて左俣に入る。  

左岸をゆるゆると登り
 
 
                               もう少しで陽が当たるし

昨日「田中陽希さんの日本百名山一筆書きグレートトラバース」を観た。
彼みたいに走って登れば ・・・ って。
あほか。

彼のように若かったらいいけど ・・・ この歳では標準CTでもやっとよ
うちの子供たちより若いんだよ、田中君は。

 グレートトラバースなんちゃって               落ち葉の絨毯
 ちゃんと付いておいでよ            ▲ 一面ホウノキの葉っぱ

前方が開けてきたら稜線に出ます。
峠直下には、ホウノキの落ち葉の絨毯がありましたよ。

地蔵峠には楢の大木が立ち、その根元にお地蔵様が祀られている。
展望が開けて明るくなった気持ち良さから、速攻おやつ休憩にしました。

 楢の大木の根本にお地蔵様             ▲ 地蔵峠の佇まい
                            ▲ ねっ気持ち良さそうな場所でしょ

ここからは尾根通しに、登ったり下ったりしながら藪ピークを幾つか越える。
山頂直下の岩壁を捲いて、急斜面を登り上げる。

表土が流出して岩丸出しの場所があり、ロープが垂らしてあった。
10年前とは様子が変わっている。
更に昔からのロープが直下にあり、ひと登りで東西山頂の間に出ました。

山頂が見えた            ▲ 急斜面で落ちれない
 平坦になって  すぐまた急登します  下ったり登ったり
 この岩を廻り込む   表土流出、イワイワ丸出し  最後のロープ
 

まずは笠丸山(西峰)に行きます。
細長い頂稜になっていて、登り着いたところから右に行けば笠丸西峰。
左が東峰です。

展望は大きく開けて、両神山、甲武信ヶ岳、金峰山、御座山など。
雲の中にチラっと八ヶ岳が見えましたが、昨日雪が降ったようで白くなっていました。

 つい、覗き込んじゃうんですね
                             ▲ 笠丸山頂三角点と両神山
 はらっぱ              ▲ お〜いちゃん
 二子山                ▲ 御座山

人の気配が全くない山頂で、秋の陽射しを浴びながら展望ランチです。
小春日和〜

 貸切では広すぎる訳で      ▲ 質素              東峰に祀られる木の祠で なむ〜

笠丸山(西峰)から頂稜を戻り、東峰の祠にお参りしますね。
そして、木の根っこの急斜面を真下へ落っこちるように下ります。
笠丸山は、時計回りにしても反時計回りにしても急下降が待っている。

長い斜面を下って、少しホッとした時に滑ったけど立て直した。
気をつけろよ。
同じところで後続のおいちゃんも滑ったが、こっちは派手にこけた
粘土質なので、ケツ真っ黒と言うか真っ白というのか、気の毒〜。
ストック使えばいいのに。

 激下りの始まり
 気をつけて〜              ▲ 山頂が遠くなったし
 両神山はずっと見えている               ▲ るんるんモード

落ち葉の道はアセビのトンネルに突入。
アセビに蕾は全然ついていなかった。

この頃になると、それまで晴れていた空が俄かに曇ってきましたよ。
明らかに天候は下り坂です。

 アセビの森に突入           ▲ ちょっと余裕の楽しいひととき

アセビの森以降は遊び下りを楽しみます。
落ち葉を踏んで、階段の名残りを下って杉の植林地に入る。
曇り空に杉林ですから、あたかも夕刻のような薄暗さ。

舗装道路が見えたら、2基の石灯籠に迎えられて笠丸山完了。
おいちゃんも、不調を訴えることなく順調に歩けてよかった (^^

 階段の名残り          ▲ 石灯篭の登山口に下りた
                            ▲ 山村の風景に癒されるよね〜

こんな山奥の行き止まりのような場所にも人が住んでいる。
空き家らしきものもあるけど、洗濯物を干している家もあった。
生活に不便な面は否めないが、自然溢れる山村ではある。

川の流れに身を任せ小滝に喜び、野辺の花を愛でながらチンタラチンタラ帰るのであった。

 住居附沢川の流れ             ▲ 写真を撮りながら
 

駐車場に戻ってみたら、朝あった車がなくなって違う軽が停まっていた。
山中では誰にも会わなかったけど、登っている人はいたのかも知れない。

帰路は神流町経由としますので、先週行けなかった神川町城峯公園に寄って、冬桜を鑑賞することにしましょう。

安近短終了     ▲ 登山口の案内板にはアカヤシオと紅葉の写真


  神川町 城峯公園を訪ねて

                             ▲ 鬼石桜山と並ぶ冬桜の名所

一昨年来た時は無料だったけど、今年はどうぞどうぞと誘導されて協力金(一人200円)を徴収されました (^^;
その代わりに、可愛いバッジがおまけに付いてきましたけどね。

鬼石桜山に勝るとも劣らない力の入れようで、園内の整備もしっかりされているように見えました。

遊歩道             ▲ 駐車できない駐車場
                                   冬桜
                                  ▲ ロウバイ
                                   もみじ

                                ▲▲ 可愛いイルミ
                                   ▲ ツツジ

こちらの冬桜は、桜山とは少し違った品種に見えました。
紅葉もまだまだ綺麗だし、満開のツツジもチラホラ咲いて。

蝋梅も咲き始めてましたが、曇ってどんよりした天気になったのが残念。
青空だったら桜も紅葉も明るく綺麗に映えていたでしょう。

午後3時を過ぎても、次々と車が来て賑やかな公園でした。

 もみじを敷き詰めて             ▲ 展望デッキエリア
                          ▲ 冬桜と紅葉のコラボレーション
 散ってもモミジ          ▲ 来賓駐車場にご案内されて